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現場で働く人の給料電卓

建設・施工管理令和7年の国の統計

更新・年収は令和7年賃金構造基本統計調査(2026年3月公表)、手取りは令和8年度(2026年度)の料率と税額表で計算

施工管理の平均年収はいくら?|国の統計(令和7年賃金構造基本統計調査)で見る、年代別の年収と手取り

求人の年収の欄を見たときや、同じ年ごろの人と給料の話になったとき、「自分の年収は、施工管理として多いのだろうか、少ないのだろうか」と気になったことはありませんか。調べてみると、記事ごとに平均年収の数字が違っていて、どれを目安にすればいいのか迷ってしまいます。

このページでは、厚生労働省の賃金構造基本統計調査(全国から選んだ事業所に、働く人の給与を答えてもらってまとめる国の統計)の最新の結果(令和7年)から、施工管理の人が入る職種の年収を年代別に並べました。税金と社会保険料を引いた手取りの目安も、このサイトの計算で出しています。

年代別の平均年収と手取り

答えの要点

  • 国の統計に「施工管理」という職種はありません。建築・土木の施工管理の人は「建築技術者」「土木技術者」に入ります(設計の人なども含みます。電気工事の施工管理は別の職種)
  • 平均年収(統計の毎月の給与×12+賞与で計算。残業代・賞与を含む額面)は、建築技術者が約679万円(平均43.4歳)、土木技術者が約625万円(平均46.0歳)
  • 手取りにすると、年に約512万円・約481万円(東京都・扶養なし、43歳・46歳として計算した目安)
  • 年代で大きく違い、20代前半は約411万〜435万円、50代後半は約735万〜880万円
自分の明細で年収と手取りを計算

年収は額面(税金・保険料を引く前)で、残業代と賞与を含みます。手取り(年)は、このサイトで計算した目安です表は横にスクロールすると、土木技術者も見られます →

建築技術者・土木技術者(施工管理の人を含む職種)の年代別 平均年収と手取りの目安(令和7年賃金構造基本統計調査)
年齢建築技術者土木技術者
年収手取り(年)年収手取り(年)
20〜24歳411万円327万円435万円345万円
25〜29歳551万円431万円555万円435万円
30〜34歳636万円492万円599万円463万円
35〜39歳710万円536万円668万円511万円
40〜44歳747万円556万円625万円480万円
45〜49歳765万円567万円686万円519万円
50〜54歳808万円593万円726万円544万円
55〜59歳880万円634万円735万円551万円
60〜64歳743万円554万円646万円496万円
全年齢の
平均
679万円512万円625万円481万円

年収=6月分の毎月の給与(統計の「きまって支給する現金給与額」)×12か月+前の年の賞与など(「年間賞与その他特別給与額」)。万円未満は四捨五入。手取りは東京都(協会けんぽ)・扶養なしとして、令和8年度の料率と税額表で計算した概算です。前提は「手取りの計算の前提」をご覧ください。

「施工管理」の数字はどれ? 統計の職種との関係

賃金構造基本統計調査には、「施工管理」という名前の職種はありません。厚生労働省が公表している「役職及び職種解説」では、建築施工管理技術者と建築現場監督は「建築技術者」に、土木施工管理技術者と土木現場監督は「土木技術者」に含まれる職種として例に挙がっています。どちらの職種の仕事の説明にも「施工管理」が入っています。このページでは、この2つの職種の数字を、施工管理の年収の目安として使っています。

ただし、言い切れないところもあります。「建築技術者」には建築士や設計の技術者も、「土木技術者」には道路や橋などの設計の技術者も含まれます。統計からは、そのうち施工管理の人がどれくらいの割合なのかは分かりません。ここに並べた数字は「施工管理の人だけの平均」ではなく、「施工管理の人を含む、建築・土木の技術の仕事をする人の平均」として読んでください。

統計の対象にも決まりがあります。数字は、民間の事業所で、常用労働者が10人以上の企業に勤める人のもので、パートなど短時間で働く人は入っていません。正社員でない人(期間を決めて雇われている人など)や、役職のある人も入っています。ただし、部長・課長などで主に組織の経営・管理の仕事をする人は、統計では「管理的職業従事者」という別の職種に分けられます。

なお、電気工事の施工管理技術者は、統計では「電気・電子・電気通信技術者」という別の職種に入ります。この職種の例に挙がっているのは、多くが電気機器の設計や製造の技術者なので、このページでは使っていません。電気工事士の人の手取りは、電気工事士の年収別 手取り早見表で確かめられます。

20代・30代・40代・50代の平均年収

年代で見ると、年収は20代後半から30代にかけて大きく上がります。建築技術者では、20〜24歳の約411万円から、25〜29歳で約551万円、30〜34歳で約636万円です。土木技術者も、約435万円、約555万円、約599万円と上がっていきます。

30代後半から40代は、建築技術者で約710万〜765万円、土木技術者で約625万〜686万円です。土木技術者は、40〜44歳(約625万円)が35〜39歳(約668万円)より低く出ています。この統計は全国から選んだ事業所の人を調べたものなので、年齢を細かく区切ると人数が少なくなり、こうした上下が出ることがあります。

いちばん高いのは、どちらも50代後半で、建築技術者が約880万円、土木技術者が約735万円です。60〜64歳になると、どちらも下がります(約743万円・約646万円)。

自分の年代の平均より低かったとしても、それだけで落ち込む必要はありません。平均は、一部の給与の高い人に引っぱられて、真ん中の人よりも高く出やすいからです。たとえば建築技術者の毎月の給与(残業代などを除く)は、平均が407,500円、真ん中の人が368,500円です(よくある質問の「中央値」も見てください)。比べるときは、次の「年収の中身」と「会社の規模」もあわせて見てみてください。

年収の中身(毎月の給与・残業代・賞与)

統計の年収は、「毎月の給与 × 12か月 + 賞与」で出しています。毎月の給与は、6月分として払われた給与で、基本給・手当・残業代・通勤手当などを合わせた、税金や保険料を引く前の額です(統計の言葉で「きまって支給する現金給与額」)。賞与は、前の年の1月〜12月に払われた賞与や期末手当などの合計です(「年間賞与その他特別給与額」)。

下の表の「うち残業代など」は、時間外・深夜・休日出勤などの手当です(「超過労働給与額」)。建築技術者では、25〜29歳と30〜34歳の6月の残業時間が月28時間といちばん多く、毎月の給与のうち残業代などは70,300円・75,800円でした。

建築技術者の年収の中身
年齢毎月の給与うち残業代など6月の
残業時間
賞与など
(前の年)
20〜24歳304,400円41,000円20時間461,900円
25〜29歳382,100円70,300円28時間924,500円
30〜34歳440,000円75,800円28時間1,083,100円
35〜39歳461,100円64,200円20時間1,568,200円
40〜44歳495,700円56,600円18時間1,526,400円
45〜49歳495,600円40,700円13時間1,702,100円
50〜54歳521,500円36,100円11時間1,826,100円
55〜59歳575,400円32,800円10時間1,891,200円
60〜64歳502,600円25,800円8時間1,400,600円
土木技術者の年収の中身
年齢毎月の給与うち残業代など6月の
残業時間
賞与など
(前の年)
20〜24歳305,300円35,900円16時間688,700円
25〜29歳366,800円58,400円24時間1,152,500円
30〜34歳395,200円52,200円18時間1,247,700円
35〜39歳441,800円50,900円16時間1,383,300円
40〜44歳411,300円39,400円14時間1,317,100円
45〜49歳445,700円29,800円9時間1,509,200円
50〜54歳476,500円29,600円9時間1,546,100円
55〜59歳482,300円23,200円7時間1,564,600円
60〜64歳445,100円18,300円5時間1,121,800円

気をつけたいのは、6月の1か月分の給与をもとにしていることです。工期の山や繁忙期で、残業が多い月と少ない月がある人は、6月の残業代が1年続いたとした年収とずれます。

会社の規模で見た平均年収

会社の規模で見た平均年収(下の小さな数字は、平均年齢・6月の残業時間)
会社の規模(常用労働者の数)建築技術者土木技術者
1,000人以上約860万円42.0歳・月23時間約760万円41.9歳・月21時間
100〜999人約659万円40.4歳・月23時間約655万円42.3歳・月17時間
10〜99人約585万円46.6歳・月10時間約563万円49.1歳・月6時間
10人以上の計約679万円43.4歳・月17時間約625万円46.0歳・月12時間

会社の規模で分けると、差ははっきりしています。建築技術者では、1,000人以上の会社が約860万円、10〜99人の会社が約585万円で、約275万円の差があります。土木技術者でも、約760万円と約563万円です。

ただし、規模ごとに平均年齢と残業時間も違います。10〜99人の会社は、平均年齢が高めで(建築技術者46.6歳・土木技術者49.1歳)、6月の残業時間は短め(月10時間・6時間)でした。年齢や残業の違いもまじった差なので、「会社の大きさだけで決まる差」とは読まないでください。

平均より低いと感じたら、比べる前にそろえたいこと

自分の年収を平均と比べるときは、比べ方をそろえると、差の意味がはっきりします。

  • 残業代と賞与を入れたか:統計の年収には、残業代と賞与が入っています。明細の総支給(残業代を含む)の12か月分に、賞与を足した額で比べてください
  • 年齢と会社の規模をそろえたか:上の表の、自分に近い年代と規模の数字と比べてください
  • 残業の時間に見合う残業代が出ているか:残業が多いのに残業代が少ないと感じたら、固定残業代(みなし残業代)で払われていないか、明細を確かめてみてください。固定残業代チェッカーで、超えた分の目安が分かります
  • 休みの日数:年間休日が少ないと、同じ年収でも1時間あたりの給料は下がります(建設の年間休日と手取りの関係)

比べてみて、それでも気になる差があるときは、会社の給与の決まり(賃金規程)を見たり、給与の担当の人に計算のしかたを聞いたりすることもできます。自分の数字を手元にそろえておくと、話がしやすくなります。

手取りの計算の前提

  • 年収を「毎月の給与 × 12か月」と「賞与(年2回に分けて払われるとした)」に分けて、令和8年度(2026年度)の保険料率と税額表で計算しています
  • 東京都(協会けんぽ)、扶養なし。年齢は、その年齢階級の中の年齢(20〜24歳なら22歳)で計算し、40〜64歳は介護保険料が加わります。全年齢の平均の行は、平均年齢の歳(建築技術者43歳・土木技術者46歳)で計算しています
  • 雇用保険料は、建設の事業の率です
  • 統計の毎月の給与には通勤手当も入っていて、分けて取り出せません。この計算では全額に所得税がかかるとしているので、通勤手当がある人の実際の手取りは、少し多くなることがあります
  • 住民税は、前の年も同じ年収だったとした概算です。手取り(年)は、所得税を年末調整で精算した後の額です

年収が高いほど、手取りの割合は下がります。この表では、20〜24歳の建築技術者で年収の約79%、55〜59歳で約72%です。扶養している家族がいる、住んでいる場所が違うなど、自分の条件で確かめるときは施工管理の手取り計算を使ってください。

よくある質問

施工管理の年収の中央値は?

賃金構造基本統計調査には、職種ごとの年収の中央値(金額の順に並べたとき真ん中にいる人の額)はありません。職種ごとに出ているのは、残業代などを除いた毎月の給与(所定内給与額)の中央値で、建築技術者が368,500円、土木技術者が361,300円です。同じ給与の平均(407,500円・384,100円)より低く、平均は一部の給与の高い人に引っぱられて高めに出ています。年収の中央値はこの統計から計算できないので、このページでは出していません。

女性の施工管理の平均年収は?

施工管理の人が入る建築技術者・土木技術者(設計の人なども含みます)には、年代を分けない男女別の数字があります。建築技術者は女性が約526万円(平均36.8歳)、男性が約704万円(平均44.5歳)、土木技術者は女性が約485万円(平均38.2歳)、男性が約637万円(平均46.7歳)です。女性のほうが平均年齢が8歳前後若く、勤続年数も短い(建築技術者で女性8.1年・男性13.7年)ので、この差には年齢や勤続年数の違いもまじっています。

1級・2級の施工管理技士の資格があると、年収は違う?

この統計には、資格の有無で分けた数字はありません。資格手当の額は会社ごとに違うので、自分の明細の資格手当を施工管理の手取り計算の手当の欄に入れて、手取りがいくら変わるかを確かめてください。

この統計の数字は、いつの給与?

令和7年の調査(2026年3月24日公表)で、毎月の給与は2025年6月分、賞与は2024年1月〜12月に払われた分です。この統計は毎年公表されるので、新しい結果が出たら、このページの数字も見直します。

平均年収の数字が、記事によって違うのはなぜ?

何をもとにした数字かが違うからです。国の統計か、転職サービスに登録した人のデータか。残業代や賞与を入れているか(残業代を入れない毎月の給与で比べている数字もあります)。職種をどう区切っているか。このページは、国の統計の、残業代と賞与を入れた年収で、職種の区切りは「統計の職種との関係」に書いたとおりです。

次の一手

平均と比べる前に、自分の年収と手取りを同じ形で出してみましょう

平均の年収には、残業代と賞与が入っています。給与明細の数字(基本給・手当・残業時間)と賞与を入れると、同じ形の年収と、自分の条件での手取りが分かります。

年収の額から手取りだけを知りたいときは、年収別の早見表がすぐ見られます。

出典と確認日

年収の数字(確認日:2026年10月5日)

手取りの計算の料率と税額表(確認日:2026年9月29日)

統計の数字は毎年1回、料率や税額表は年度ごとに見直します。手取りは概算(目安)です。